2009年 夏のヨーロッパ 1日目 松山空港にて



◆松山空港にて◆

午前10時50分に自宅を出ます。
20分ほどで空港へ到着。
飛行機の出発が11時40分なので30分ほど時間があります。
特にすることもないので、ラウンジにでも行きましょう・・・と、時刻表を見ると・・・
搭乗予定の全日空1634便・・・

欠航!?

慌ててカウンターへ行って、

「欠航と言われても・・・。
接続便があるのです。
今日だけで全部で3便あるのです!!
最初の区間乗り遅れると、全て乗れないのです!!
今日中にバンコクに到着すれば、何の問題もありません。
もし、到着できないと、その後の旅程にも影響がでます。」


と、保持しているチケット5種類を渡します。
全て別発券なので、こういう時に不便です。
別に全チケット渡さなくても・・・とも一瞬思ったのですが、全15区間中の第1区間でこのつまずき。
全てを見せて判断してもらいましょう・・・と思って全チケットを差し出しました。

おそらく・・・松山からソウルまでスルーで発券していれば、こういう場合、携帯電話に連絡が入ったことでしょう・・・全日空なら・・・。
国際線に関しては、機材変更だけでも、携帯に電話がかかってきたことがあります。
これが、プラチナ会員のためのサービスなのか、国際線ならではのサービスなのかは知りませんが、国内線に関してはたとえ欠航でも全く情報が入ってきません。

係の人が調べてみます・・・とカウンター奥へ消えます。

待つこと15分。

「お客様のお持ちの航空券は当社の最低乗継時間を満たしておりませんので、保障はできかねます。伊丹〜関空の最低乗継時間は235分です。」

「私は、御社のプラチナデスクに電話して、関空からソウルへのチケットを提示して、最低乗継時間を満たしている松山〜伊丹間の航空券をください、と言って購入したのですよ!」

と言葉強めに主張します。
実際・・・保持している関空〜ソウル間の航空券、関空乗継で行くことができなくなってしまったので、伊丹から関空の移動のリスクを考えてわざわざプラチナデスクに電話をして国内線を購入していたのです。
まさかそのことが役に立つとは!!

再度待つこと10分・・・。

今度は違う女性の方が出てこられました。
全日空の社員の方のようです。

「お客様には2つの選択がございます。
一つは、12時10分発のJAL便にご搭乗いただけます。
もう一つは、12時20分発のANA便にご搭乗いただきます。
この場合、伊丹空港でお客様が関空行のリムジンバスにご乗車されますまで係の者をおつけできます。
いかがなさいますか?」


そうして、この方と一緒に、関空リムジンバスの時刻表を見て悩みます。
JAL便で行ったとしても、リムジンバスの発車時刻10分前に伊丹空港へ到着です。
しかも、万が一JAL便がディレイした場合、今度は何の保障もありません・・・。
定刻に伊丹空港へ到着したとして走ってギリギリリムジンバスに乗れるか乗れないか・・・です。
次のリムジンバスは30分後。
それだったら、JAL便より10分後に出発する全日空便に乗りましょう・・・ということにします。
ただ、その予定だと、関空へ到着が順調にいって15時。
全日空ソウル行きの55分前に関空に到着なのです。
チェックイン締切にも間に合わないのでは?と思って、この松山でソウルまでのチェックインをお願いしてみます。
すると・・・

「あいにく、松山空港では国際線のチェックインはできないのです・・・。
ただ、ソウル行きのチェックインの締め切りは15時15分でございます。」

「私のチェックインの意思表示を事前に伝えるにはどうすればよろしいでしょうか・・・。
万が一、バスが遅れた場合、関空で私はどう対処すればいいのでしょうか。」

と尋ねると、係の方は

「お客様のご事情は関空へ流しておきます。
お客様のお荷物、機内へお持込みください。」


いえ・・・もともと機内持ち込みのつもりだったので・・・と思いつつも、とりあえず一生懸命考えてくださったことに感謝して、全日空446便の搭乗手続きをします。

あまりの出来事と不安で、平常心を失っていた・・・と思うので、ラウンジで一呼吸つきます。
ラウンジで、ポンジュース
(焼酎入り^^;)を飲みながら考えていると、色々と不安なことが出てきます。
一応・・・勝手の分かる伊丹空港ですし、バスの発車時刻まで30分以上あるので、伊丹空港でのサポートはお断りました。
それはいいのですが・・・バスが遅れて、ソウル行きが出発してしまった場合、私はどうすればよいのか・・・。
関空〜ソウル〜バンコクというルートでは、予定の便を逃すと、今日のうちにバンコクへはたどりつけません。
しかも、ソウルの空港で、英語でこの交渉を行うのは不安です。
もし、ソウル行きに乗り遅れたら、関空で、他社便に乗せてもらって関空から直接バンコクへ行こう!
と思ったら・・・ソウル〜バンコク〜チューリッヒ〜バンコク〜ソウルは一つの航空券です。
この航空券の第一区間を放棄して、別のルートでバンコク入りすると、今度は、チューリッヒへ行く時にバンコクでトラブルとなってしまう可能性があります。
などと考えていると、憂鬱になってしまいました。
ラウンジを出て、搭乗口へ向かいます。

松山空港名物(?)ポンジュース♪

搭乗口に行くと、先ほどの係の女性の方がいらっしゃって、私の姿を見つけると駆け寄ってこられます。

「伊丹空港にご到着後、バスに乗られたら、この電話番号へお電話いただけますか。こちらは、関空の全日空の管理課になっております。
お客様が関空行きのバスにご乗車されたことを伝えてください。
もし、何かございましたら、私までご連絡くださいませ。」


と、名刺を差し出されます。
そうして・・・

「私共はお客様をなんとしてもソウルへお連れいたしますので、どうかご安心くださいませ。」

とおっしゃってくださいました。
ありがたい言葉にお礼を申し上げて搭乗しました。

欠航のためこちらNH446便に搭乗。

それにしても、なんて心強い言葉でしょう。
その言葉は、いきなりの欠航で不安になっている私の心を見事に落ち着かせてくれました。
客の不安を客の立場で考えてくださる・・・。
いざという時のこういった対応がきっちり出来る航空会社・・・素晴らしい会社だと感じました。
欠航は機材繰りの関係・・・と航空会社事情とはいえ仕方のないこと・・・その中で十分な対応をしていただき、感謝いたしました。
こういう対応をいただいたら、もう、全日空から離れることはできません!

こうして、私の旅は始まりました。